センシンディー

光ファイバセンサ

• 1検出方式による分類

  • 透過型

    • 投光部と受光部が分かれており、光が遮られることで検出します。
    • 物体の有無の検出などに用いられます。

  • 反射型

    • 投光部と受光部が一体になっており、物体からの反射光を検出します。
    • 物体の距離や表面状態の検出などに用いられます。

• 2センシング方式による分類

  • 分布型

    • 光ファイバケーブル全体に沿って、連続的に物理量を測定します。
    • 例：OTDR、BOTDR、DTSなど
    • 用途：構造物のモニタリング、パイプラインの漏洩検知、火災検知など

  • 多点型

    • 光ファイバケーブル上の複数の特定の位置で物理量を測定します。
    • 例：FBGセンサ
    • 用途：ひずみ、温度、圧力などの測定

• 3主な光ファイバセンサの種類

  • FBGセンサ (Fiber Bragg Grating Sensor)

    • 光ファイバ内に特定の波長の光を反射するグレーティングを作成し、ひずみや温度の変化を測定します。
    • 高精度で安定性が高く、構造物のモニタリングなどに広く利用されています。

  • 光ファイバージャイロ

    • 光の干渉を利用して、回転を検出するセンサです。
    • 航空機や船舶の航法システムなどに用いられます。

  • 光ファイバ音響センサ

    • 光ファイバの振動による光の変化から音響を測定します。
    • 例としては、水中での音響測定や、パイプラインの漏洩検知などがあります。

• 4測定できる物理量

  • ひずみ
  • 温度
  • 圧力
  • 振動
  • 音響
  • 変位
  • 電流
  • 磁界

• 5光ファイバセンサの応用例

  • 構造物のモニタリング（橋梁、トンネル、ダムなど）
  • パイプラインの漏洩検知
  • 航空機や船舶の航法システム
  • 医療分野（内視鏡、手術用センサなど）
  • セキュリティシステム
  • 火災検知
  • 油田やガス田の探査